私が実際に保育士としての仕事を退職したときの体験談

子供だけど一人の人間と向き合う大変さ

 

私が大学卒業後に就職した先は、県外の保育園でした。大学でも学童保育のことを学んでいたので、自然に保育園を就職先として選択していました。幼い頃からの夢だったので、春から子供たちと共に、生活できるというのは楽しみでしかたありませんでした。

 

しかし新人ですので、もちろん不安や心配な気持ちも多くあり、果たして私が子供の面倒を見ることができるのかと、悩むときもありました。いざ働き出すと楽しい反面、やはり机上では分からないことや、現場でしか教えてもらえないこと、子供だけど一人の人間と向き合う大変さを目の当たりにしました。

 

退職するきっかけ

 

もがきながら、なんとか毎日を過ごし、精一杯子供たちと向き合う日々を6年間過ごしました。ついこの間入園してきた子が、すぐに卒園してしまったかのように、月日が経つのがあっという間に感じていました。そんななか、プライベートでは学生時代から交際していた彼と結婚の話も出てきており、地元へ戻ることになりました。当時私は28歳になっており、結婚もそろそろかと思っていましたが、まさか自分が結婚の代わりに保育士を辞めるとは思ってもいませんでした。結婚後も仕事を続けていく気持ちでいっぱいだったからです。

 

子供たちからのプレゼント

 

保育園をやめることになり、まずは一緒に働いてきた先生たちに報告を済ませ、次に担当の子供たちに話をすることにしました。キラキラした目で見つめられながら、辞めることを伝えると、ポカーンとしている子、笑っている子、泣き出す子、嫌だと声をあげる子、なんで?と質問してくる子。いろんな子供たちがいましたが、みんな真剣に話を聞いてくれました。まだ3歳の小さな子供たちにも関わらず、そのときだけは真剣に。それが、とても嬉しかったのを覚えています。最終出勤のときには、手作りの折り紙のお花と寄せ書き、似顔絵とアルバムでした。思い出がぎっしり詰まった保育園を去るのは嫌でしたが、今ではいい思いでです。その後私は妊娠し、三人の子供を出産しました。そして今は地元でまた保育士をしております。